透明的イ尓

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                 透明的イ尓

什麼時候最適合想イ尓  什麼時候最應該離去  還来不及愛イ尓  我短短的梦  没有道理也无法織繽


就在雨季最適合回憶  到了春季我只想遠行  還来不及回憶  却發現我不過  只是擁抱透明的イ尓


イ尓呀イ尓 イ尓教我如何愛イ尓  イ尓的身イ分不明  感覚不定  哦!握不住イ尓  哦!透明的イ尓


       透明なあなた 

あなたを想う どんな時が一番ふさわしい 
いつになったら あなたを離れなければならない
まだ始まってもいないのに 

私の短い夢  すでに打ち破れてしまった
わけもなく 終わってしまった 

雨の季節 思い出に浸るのが一番ふさわしい
春が訪れると 私は遠くへ旅だちたい

思い出に変わる前に 
私はただ透明なあなたを抱いているのに気
 

あなたよ〜 あなた 教えてください
どうやってあなたを 愛するの
謎めいたあなた 気持ちが揺れて
あ〜 つかめないあなた
あ〜 透明なあなた
                           
                                    (訳:Ryokuei ) 
   
                                                

ani_hoshi14.gif (218 バイト)     こんな内容だったんですね。まるで「イ尓」はれすり〜そのものではないですか・・ 
      ってことで、またもや妄想驀進! ちょっと長くなってしまいまいたが、どうかお付き合いくださいm(_ _)m
      「透明的イ尓」 広東語では「情感的刺」です。

 

                透明な・・・

 宇宙船の事故事体はそれほど珍しいことではない。だが避難用のカプセル(一人用宇宙船)の睡眠装置の機能が作動しないというのは、今まで聞いたことがなかった。本来ならカプセルの非常信号を受けて母星の救助隊が助けに来るまで何年でもぐっすり眠って過ごせるはずが、この時私は意識があり五感も僅かに働いていた。ただ他の装置は正常に働いているとみえて新陳代謝は極端に落ち込み、体を動かすこともできないし空腹を感じることもなかった。
 私は長い間宇宙空間を彷徨っていた。そして私にとって死は間近なものだった。ぼんやりとした意識の中で、何とはなしに救助は間に合わないだろうと感じていた。 母星に自分を待っている人が居るわけでもない、宇宙士としての腕も平凡なものだ。事故のためのはるかな距離を、こんな自分一人のために膨大な時間と資金や人を使って助けにくる理由がどこにあるんだろう、きっとこのままこの宇宙の片隅で、干からびた死体となって彷徨い続けるに違いない、そんなことを繰り返し思っていた。

 いったいどれほどの時間が経ったのか、夜も昼もなく覚醒と睡眠の区別もつかない私は闇と静寂の宇宙空間でひたすら漂っていた。 しかし装置の作用が確実だったのだろう、死はなかなか訪れなかった。
 意識は考えるでもなく何かを考えている。宇宙船での乗組員とのやりとりや事故に遭遇した瞬間のこと。人々の逃げまどう姿、叫び声・・ 繰り返し思い出すたびもうどれが実際にあったことなのかわからなくなっている。
 カプセル内に横になり、ちょうど目の所にわずかに設けられた覗き窓から望む遠い恒星の光だけが唯一の変化だったが、それもまた緩慢だった。
 そして意識は次第に考えることをやめ、襲いくる孤独と寂寥感に涙を流すこともできず、私はただ漂っていた。死の訪れを待って、待って待って・・
 
 そしてそれは緩やかに訪れた。私の耳に何かが聞こえたのだ。自分の意識のリフレインではなく、確かに自分以外のものからの声・・そう、声だった。
 その声は私に向かって何かをささやいている。低く高く穏やかに激しく・・
 いったい何だろう。この胸に響いてくる声は・・・  意味を成さない言葉が何故こんなに深く・・・
その声が次第に大きくなるにつれ、私の意識ははっきりとしてきた。
 それは唄だった。だれかが唄を唄っているのだ!
 歌声は私の干からびた心に染みわたった。そして私は自分の感情の激しさに初めて気がついた。私はほんとうに参っていたのだ。もう、とにかくこの状況から逃れたかったのだと分かった。唄がそれを私に教えた。そして凍りついた魂を揺さぶり、苦しくても切なくてもとにかく今自分が生きていることを感じさせてくれた。
 私は長い間、その唄に聞き入っていた。唄は悲しく、暖かく、切なく、安らかに私に語りかけた。意味も分からない言葉に気持ちが溶かされ胸が熱くなり、今どうして涙の機能が凍っているのか悔しくなった。もし泣けるなら、声が出せるなら、大声で泣くだろうと思った。
 長い間私はその唄を感じ続けた。そしてついに耐えられなくなった。その唄への想いが私の中で溢れてしまい、苦しくて押しつぶされそうになったのだ。
 私は意識を集中して心の中でこう叫んだ。胸が張り裂けそうなくらい、その声に惹かれていた。
「だれ?あなたは誰ですか? 何故、私に唄が聞こえるのですか?」
もちろん返事があるとは思っていなかった。しかし、その唄がふっつりと止むと、その声が私の問いに答えた。
「○○○○・・・」
意味は分からなかった。しかしそれが私に応えたものだということははっきりと分かった。驚きと喜びの感情が声の上に表現されていたからだった。
「私の気持ちが届くのですか!?」
その時の驚き!
「聞いてください! 私は寂しい、一人で宇宙を彷徨っている。とても寂しい。お願い、もっと話してください。」
声の暖かく力強い感情がまた私を包んだ。『わかってる、辛いでしょう。もう少し頑張って』そう言ってるようだった。
「唄を聴かせてください。あなたの唄をもっと聴かせてください。」
私は必死に声に呼びかけた。その願いは祈りに近かった。
 また唄が繰り返された。今私は宇宙の漂流者ではなく、その唄の享受者だった。私の為に唄ってくれる意志があり、私はその唄に深く感じ入った。
その唄声に包まれながら、私は様々な記憶を蘇らせた。子供の頃の生まれ故郷の大地を走る風と草の匂い、宇宙に飛び立つ訓練をしていた若い頃の友たちと語りあった甘く苦い、青い思い出。唄は大人になってからとうに忘れていた、そんなことさえも思い出させ、私は切なくて大声で泣きたくなった。
 目の前の窓から見える圧倒的な暗黒の宇宙の中で、私は確かに生きていたのだった。
 泣けないことを悔しがりながら私はまた声に願った。
「私の言葉がわかるなら、私の言葉で教えてください。あなたは誰?なぜ私にあなたの唄が聴こえるのですか?」
 ・・・長い時間を掛け、私たちは感情の応酬を行った。そしてやがてその声は「れ・す・り」と発音した。
「れすり?それがあなたなんですか?」
「れ・す・り ワタシ れ・す・り」
「れすり、あなたはどこですか?なぜあなたの唄が聞こえますか?」
『れすり』この存在。私を生かしてくれる命。
「あなたは何者ですか?」
 長い時間がまた過ぎていった。相変わらず暖かく励ますような意志は感じるものの、会話は難しかった。それに『れすり』は私の質問の答えが彼自身にもわからないようだった。
 彼の住む星の位置と私が漂流している位置の距離がわからないし、この宇宙空間にリアルタイムで交信できるような文明があれば、私はとっくに助け出されているはずだ。『れすり』と私が何によって繋がったのか、見当もつかなかった。
 でもそんなとはどうでも良かった。私は『れすり』の唄を感じ、言葉を聞くだけでどうしようもないくらいの幸福感を得られたのだから。
「ガンバレ モウスグ ガンバレ」
『れすり』は何度もそう言った。それに対し私はこう応えた。
「あなたに逢いたい、あなたを見たい。あなたに私を見て欲しい、あなたにお礼を言いたい・・」
「ワカッテル、アナタノ感謝、れすり嬉しい」
「でも逢いたい、あなたに逢いたい、とてもとても逢いたい・・」
「イツカ、時ガ来レバ、キット・・」
・・・れすり・・ 私は救助を待ってる身であることさえ忘れた。れすりを全身全霊で感じ続けた。

               
ani_hoshi14.gif (218 バイト)                     後編へ続く
 

Leslie        思い込み      

 

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